目次

マンションのコンクリートにシロアリが発生する理由

マンションはコンクリート造が基本ですが、コンクリートがシロアリを完全に防ぐわけではありません。コンクリートのマンションでシロアリが発生するには、いくつかの理由があります。

コンクリートの経年劣化で隙間が生まれる

マンションのコンクリートは経年で少しずつ劣化します。紫外線・雨・塩害(沖縄では特に深刻)・温度変化によって、コンクリートに微細なひび割れやクラックが生じます。シロアリは0.6mmの隙間から通り抜けられるため、マンションのコンクリートに生じたわずかなひび割れでも侵入の入り口になります。

沖縄のマンションは潮風による塩害と強い紫外線にさらされ続けており、コンクリートの劣化が本土のマンションより早く進む傾向があります。築10年を過ぎたマンションでは、コンクリートの点検を怠ると知らない間にシロアリの通り道が形成されてしまいます。

マンション内部には木材・木製素材が豊富にある

コンクリート造のマンションでも、フローリング・建具・ドア枠・収納の棚板・和室の畳下地など、シロアリが食べる素材が内部にふんだんに使われています。コンクリートのマンションにシロアリが侵入すると、これらの木材部分を集中的に食い荒らします。

外から見るとマンションのコンクリートに何の問題もないように見えても、内部では静かに被害が進行していることがあります。特にコンクリートで囲まれた空間は湿気がこもりやすく、シロアリが好む環境になりやすいのです。


高層階のマンションでもシロアリが出る理由

「高層階のマンションならシロアリは来ないだろう」と思う方は多いでしょう。しかし沖縄に多く生息するイエシロアリは、この常識を覆す能力を持っています。

イエシロアリは自力で水を補給しながら高層まで移動できる

一般的なシロアリ(ヤマトシロアリ)は水分を自力で補給できないため、地面に近い低層階でしか生きられません。しかし沖縄に最も多く生息するイエシロアリは、体内で水分を生成・輸送する特殊な能力を持っており、高層階でも生存することができます。

大阪の事例では、鉄筋コンクリートのマンション9階でヤマトシロアリの羽アリが確認されたケースがあります。沖縄のイエシロアリはヤマトシロアリよりもさらに移動能力が高く、マンションの3〜6階での被害は珍しくありません。

羽アリが高層階の窓から直接侵入する

シロアリの羽アリは4〜7月にかけて大量発生し、夜間に灯りに引き寄せられて飛び回ります。マンションの高層階の窓が開いていたり、網戸に隙間があったりすると、羽アリが室内に入り込みます。室内で羽が落ちて歩き回り始めたシロアリが、木材のある場所で巣作りを始めるケースが実際に起きています。

沖縄ではイエシロアリの分蜂時期に、マンションの高層階の窓周辺に大量の羽アリが集まる光景が見られます。高層階のマンションだからといって窓を開けっぱなしにしていると、シロアリが直接侵入してくる可能性があります。

蟻道を外壁に沿って伸ばして上層階へ移動する

イエシロアリは土や木材の粒子を使って蟻道(トンネル)を作りながら移動します。マンションの1階でコロニーが形成された場合、コンクリートの外壁に沿って蟻道を伸ばしながら上の階へと移動することがあります。

沖縄のマンションでは、コンクリートの外壁に沿って3〜4階まで蟻道が伸びているケースが確認されています。管理組合が外壁の定期点検を実施していないマンションでは、この蟻道の発見が遅れることがあります。


マンションのコンクリートへのシロアリ侵入経路

コンクリートのマンションへシロアリが侵入する主なルートを整理します。

(1)コンクリートのひび割れ・クラック

外壁・床スラブ・柱のひび割れからシロアリが内部に侵入します。マンションのコンクリートに生じたひび割れは、雨水の侵入による鉄筋腐食とシロアリ侵入の両方のリスクを高めます。

(2)コンクリートを貫通する配管・配線まわり

マンションには多数の配管・配線がコンクリートを貫通しています。この貫通部のコーキングが劣化すると、シロアリの侵入口になります。水回り(浴室・洗面所・キッチン)の配管まわりは特に注意が必要です。

(3)ベランダのコンクリートと外壁の隙間

ベランダのコンクリートスラブと外壁の接合部は、マンションの構造上隙間が生じやすい部位です。ここに植木を置いている場合、土の中のシロアリが植木を経由して侵入するリスクが高まります。

(4)共用廊下・階段からの侵入

1階や地下に近い共用部分でシロアリが発生し、廊下や階段を経由して各戸に侵入するケースもあります。マンション全体での管理が重要です。

(5)引越し荷物・家具からの持ち込み

ダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリは、木材の家具や段ボールに潜んでいることがあります。引越し時に持ち込んだ荷物からマンション内に持ち込まれるケースも報告されています。


マンションでシロアリ被害を発見したときの対処法

マンション(コンクリート造)でシロアリの被害を発見したら、以下の手順で対応してください。

STEP1 管理会社・管理組合に連絡する

マンションはコンクリート造の建物全体が管理組合・管理会社の管理下にあります。シロアリを発見したら自分で駆除業者に連絡する前に、まず管理会社または管理組合に報告してください。専有部分(自分の部屋内)と共用部分(廊下・外壁・エントランス等)で費用負担が異なります。

STEP2 専門業者による調査を依頼する

管理会社経由または自分で、シロアリ専門業者に調査を依頼します。マンションのコンクリートへの侵入経路・被害範囲を特定してもらいます。

STEP3 駆除工法を選択する

マンションのコンクリート造への対応は、薬剤処理(バリア工法)またはベイト工法が一般的です。コンクリートへの大規模な穿孔が難しい場合は、ベイト工法が有効な選択肢になります。

STEP4 上下・隣接住戸への確認

コンクリート造のマンションでシロアリが発生した場合、上下の階や隣接する住戸にも被害が広がっている可能性があります。管理組合を通じて周辺住戸の調査も行うことが重要です。


マンションのシロアリ駆除費用(沖縄の相場)

シロアリ消防隊のマンション・コンクリート住宅向け料金は以下のとおりです。無料点検から承ります(交通費は別途いただく場合があります)。

プラン料金(税込)内容
予防プラン88,000円〜バリア工法による予防処理
駆除プラン154,000円〜シロアリ駆除+バリア処理
完全プラン198,000円〜駆除+複合工法で再発防止

マンションのコンクリート造で、コア抜き(穿孔)が必要な場合は追加費用が発生することがあります。現地調査の上、正確な見積もりを無料でお出しします。

ご予約・ご相談:08-001-001-119(8:00〜20:00)

ご相談・お問合せメールでのご相談・お問合せ 下記フォームに必要事項をご記入の上、送信をお願いいたします。 確認後、改めてご連絡いたします。 ...

→ 料金詳細:https://shiroari-okinawa.com/price/


マンションでシロアリを予防する生活習慣

コンクリートのマンションでシロアリ被害を防ぐために、日常生活で注意できることをまとめます。

ベランダの植木・腐木を置かない

ベランダに植木鉢や古い木材を長期間放置すると、土の中からシロアリが侵入するリスクが高まります。植木はできるだけコンクリートスラブから離し、定期的に動かして下を確認してください。

段ボール・古い木材を室内に溜め込まない

段ボールはシロアリが好む素材です。マンション内に大量の段ボールを積み重ねて長期間放置することは避けてください。

水漏れをすぐに修繕する

コンクリートの壁や床の水漏れは、湿度を高めてシロアリが好む環境を作ります。水漏れを発見したら早急に修繕し、管理会社に報告してください。

年1回は床・壁を点検する

フローリングのきしみ・壁紙の浮き・蟻道の有無を定期的に確認する習慣をつけましょう。早期発見が大規模被害を防ぐ最善策です。


沖縄のマンションで特に注意すべきシロアリの種類

沖縄のマンションで最も多く確認されるのがイエシロアリです。イエシロアリのコロニーは数十万〜百万匹規模にもなり、被害スピードが非常に速い特徴があります。高層階のマンションにも侵入できる移動能力を持ち、沖縄の住宅被害の9割以上を占めています。

また近年は、アメリカ軍基地経由で侵入したアメリカカンザイシロアリも沖縄のマンションで確認されています。アメリカカンザイシロアリは乾燥した木材を食べるため、マンションの家具や建具に被害を与えます。コンクリートの湿気を必要とするイエシロアリとは異なり、乾燥した高層階でも活動できることが特徴です。


沖縄のマンションで特に注意が必要な3つの場所

コンクリート造のマンションでシロアリ被害が多く確認される場所を絞り込んでお伝えします。

1. 1階の土間・玄関付近

マンションで最もシロアリ被害が多い場所です。地面に最も近い1階のコンクリートスラブ下や玄関まわりは、地中のイエシロアリが蟻道を伸ばして侵入しやすい場所です。玄関タイルの浮き・土間コンクリートの隙間は要注意ポイントです。

2. 水まわり(浴室・洗面所・キッチン)

配管がコンクリートを貫通するこれらの場所は、配管まわりのコーキング劣化でシロアリの侵入経路になります。しかも水分が溜まりやすく白蟻が好む環境が整いやすいため、マンションの被害報告でも水まわりが発端のケースが頻出します。

3. ベランダの植木・土

コンクリートで覆われたマンションのベランダでも、植木鉢の土にシロアリが潜んでいることがあります。プランターの下のコンクリートに蟻道が作られているケースも実際に確認されています。ベランダに土の入った鉢や木材を長期間放置しないことが大切です。


マンションのシロアリ対策:管理組合との連携が鍵

マンションでのシロアリ対策を個人で完結させるには限界があります。コンクリート造のマンション全体の白蟻被害を防ぐには、管理組合・管理会社が主体となって対策を講じることが重要です。

管理組合がやるべきこと

  • 共用廊下・外壁・エントランス・駐車場などの共用部分の定期点検(年1回推奨)
  • 白蟻が発生した旨の報告を受けたときの迅速な専門業者への依頼
  • 全棟点検の実施(1戸で白蟻が確認されたときは隣接住戸も確認)

区分所有者(入居者)がやるべきこと

  • 専有部分内(自室内)での白蟻発見時の速やかな管理会社への報告
  • ベランダの植木・木材の管理
  • 室内の羽アリ発生時の写真撮影と記録

賃貸入居者がやるべきこと

  • 白蟻を発見したら管理会社(大家)へ速やかに連絡
  • 自己判断で業者を手配しない(費用負担でトラブルになることがある)

マンションの高層階でシロアリが出たときの記録の仕方

マンションで白蟻被害が確認された場合、後の対応・費用負担の話し合いのために記録を残しておくことが重要です。

  • 発見日時・場所を記録する
  • 白蟻・蟻道・被害箇所の写真を撮影する
  • 管理会社への連絡日時と対応内容を記録する
  • 見積もり書・施工証明書を保管する

これらの記録は、費用負担をめぐる話し合いや、保険適用の確認の際に役立ちます。


よくある質問(FAQ)

Q1. マンションの5階でシロアリが出ることはありますか?

A. あります。沖縄のイエシロアリは高層マンションでの被害事例があります。羽アリが窓から侵入するケースや、外壁の蟻道を伝って上階へ移動するケースが確認されています。

Q2. マンションのコンクリートにひび割れがありますが、シロアリの侵入口になりますか?

A. なります。0.6mm以上のひび割れはシロアリの侵入経路になります。外壁・床スラブのひび割れは補修することを強くおすすめします。

Q3. 分譲マンションでシロアリが出た場合、費用は誰が負担しますか?

A. 専有部分(自分の居室内)の被害は原則として区分所有者の負担、共用部分(外壁・廊下・階段等)の被害は管理組合の負担になります。管理会社への報告が最初のステップです。

Q4. 賃貸マンションでシロアリが出た場合はどうすればいいですか?

A. まず管理会社(大家)に連絡してください。建物の維持管理責任は原則として貸主にあります。自分で勝手に駆除業者を呼ぶと、費用負担トラブルになる可能性があります。

Q5. マンションのコンクリートのシロアリ予防はいつから始めればいいですか?

A. 早ければ早いほど良いです。新築・築浅のうちから予防処理をしておくことが、最もコスト効率の高い対策です。シロアリ消防隊では無料点検から始められます。

Q6. ベランダで羽アリを見かけました。シロアリですか?

A. 可能性があります。羽アリには複数の種類(クロアリの羽アリ・シロアリの羽アリ)がいますが、沖縄の4〜7月に大量発生した場合はイエシロアリの可能性が高いです。すぐに専門家に確認してもらうことをおすすめします。


マンションのコンクリートだからこそ、「大丈夫」という思い込みが被害を大きくします。沖縄のシロアリはコンクリートを超えて侵入してきます。シロアリ消防隊では、マンションのコンクリート造に特化した点検・駆除・予防対策を提供しています。

高層階にお住まいの方も、ぜひ一度無料点検をご利用ください。

→ 沖縄のシロアリ対策情報:https://shiroari-okinawa.com/okinawa-shiroari-ryokin/

☎ 08-001-001-119(8:00〜20:00)

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