「マンションにシロアリが出た」——この相談を受けるたびに、住民の方がどれほど驚かれているかが伝わってきます。「マンションはコンクリートだからシロアリは関係ない」という思い込みが、被害発見を遅らせてしまうことがあります。沖縄ではマンションのシロアリ被害は特別なことではありません。原因を理解し、適切に対応することで、マンションでのシロアリ被害を最小限に食い止めることができます。


目次

沖縄のマンションにシロアリが発生する原因

マンションにシロアリが発生するには、いくつかの条件が重なっています。沖縄特有の気候環境と、マンションの構造的な特性を理解することが対策の第一歩です。

原因① 沖縄の気候がシロアリに理想的

沖縄は年間を通じて気温が高く(平均22〜27℃)、湿度も高い(70〜80%)環境です。シロアリが活動するのに最適な温度は25〜30℃、湿度70〜80%以上。沖縄では冬でも気温が6℃以下になることがなく、シロアリは一年中活動を続けます。本土のマンションより沖縄のマンションでシロアリが発生しやすいのは、この気候条件が大きく影響しています。

原因② コンクリートのひび割れ・劣化

マンションのコンクリートは経年劣化や地震・台風によってひび割れが生じます。0.6mmの隙間からシロアリは侵入できるため、コンクリートのひび割れや配管貫通部の劣化がシロアリの入り口になります。沖縄では塩害と強い紫外線によるコンクリートの劣化が早いため、マンションの築年数が増すほど注意が必要です。

原因③ マンションのベランダに置いた植木・土

マンションのベランダにプランターや植木鉢を置いている場合、土の中にシロアリが潜んでいることがあります。地面から切り離されているはずのマンションのベランダでも、ホームセンターで購入した培養土にシロアリが混入していたり、外から飛んできた羽アリが土に産卵したりすることがあります。

原因④ 羽アリの窓からの直接侵入

沖縄では4〜7月(特に5〜6月)にイエシロアリの羽アリが大量発生します。マンションの窓を開けていると、照明に引き寄せられた羽アリが室内に入り込みます。室内で羽を落として歩き始めたシロアリが、床材や建具の木材部分で巣作りを始めるケースが確認されています。

原因⑤ 引越し荷物・家具からの持ち込み

中古家具や引越し荷物の段ボールに、ダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリが潜んでいることがあります。マンションに運び込んだ荷物から室内にシロアリが広がるケースも、沖縄では実際に起きています。

原因⑥ 1階や地下からの侵入

マンションの1階・地下駐車場・共用廊下などでシロアリが発生し、管の隙間・コンクリートのひび割れを通じて上階の住戸に侵入することがあります。マンション全体の管理状況がシロアリ発生に大きく影響します。


マンションのシロアリ被害のサイン

マンションに住んでいて以下のような異変に気づいたら、シロアリ被害を疑ってください。

フローリングのきしみ・へこみ

マンションの床が一部柔らかくなっていたり、歩くときしむようになった場合は、床材の下でシロアリが木材を食い荒らしている可能性があります。

羽アリの出現

4〜7月に窓や照明付近に羽アリが大量に発生したら要注意です。マンションのコンクリートの内部か、近隣からの飛来かを専門家に確認してもらう必要があります。

壁紙・クロスの浮き・はがれ

マンションの室内壁にクロスの浮きや変色が生じている場合、壁内の木材や断熱材がシロアリに食われている可能性があります。

蟻道(土の筋)の発見

マンションの外壁・ベランダ・玄関付近に土の筋(蟻道)が確認できれば、シロアリが建物内を移動している証拠です。

木材・段ボールの食害痕

押し入れや収納の中の段ボール・木材に、細い溝が走っているような食害痕がある場合は早急に専門家に相談してください。


マンションでシロアリを発見したときの対処手順

マンションでシロアリを見つけた場合の正しい対処の流れを説明します。

STEP1 管理会社・管理組合に連絡する

マンションのシロアリ対応で最初にやるべきことは、管理会社または管理組合への連絡です。自分で勝手に業者を呼ぶ前に、管理側に状況を報告することが重要です。費用負担の関係(共用部分は管理組合負担・専有部分は区分所有者負担)を明確にするためにも、先に管理会社への連絡が必須です。

賃貸マンションの場合は管理会社(大家)への連絡が最初のステップです。建物の維持管理責任は原則として貸主にあります。

STEP2 専門業者に無料点検を依頼する

管理会社から許可が出た後、または管理会社経由でシロアリ専門業者に点検を依頼します。マンションのどこからシロアリが侵入しているか・被害範囲がどこまで及んでいるかを調査してもらいます。

シロアリ消防隊では無料点検から対応しています(交通費は別途いただく場合があります)。

STEP3 周辺住戸への確認・連携

マンションでシロアリが発生した場合、隣接住戸・上下階にも被害が広がっている可能性があります。管理組合を通じて周辺住戸の点検も実施することが、マンション全体での被害拡大を防ぐために重要です。

STEP4 駆除工事の実施

調査結果と費用負担の確認後、駆除工事を実施します。マンションのシロアリ駆除では、薬剤処理(バリア工法)またはベイト工法、あるいは両者の組み合わせが採用されます。工事は通常1〜2日で完了します。


マンションのシロアリ駆除費用

シロアリ消防隊のマンション向けシロアリ駆除・予防の基本料金は以下のとおりです。

プラン料金(税込)内容
予防プラン88,000円〜バリア工法による予防処理
駆除プラン154,000円〜シロアリ駆除+バリア処理
完全プラン198,000円〜駆除+複合工法で徹底的に再発防止

マンションの場合、被害が共用部分(外壁・廊下)に及んでいる場合は管理組合との協議が必要になります。詳細は無料点検後にご案内します。

ご相談・無料点検:08-001-001-119(8:00〜20:00)

ご相談・お問合せメールでのご相談・お問合せ 下記フォームに必要事項をご記入の上、送信をお願いいたします。 確認後、改めてご連絡いたします。 ...

→ 料金詳細:https://shiroari-okinawa.com/price/


マンションのシロアリ予防対策

マンションでシロアリ被害を防ぐための予防策を実践してください。

年1回の専門家による点検

マンションのシロアリ被害は早期発見が命です。年1回のプロによる点検で、早期発見・早期対応ができます。

ベランダの植木・土の管理

マンションのベランダに土が直接置かれている場合は、プランターにまとめて置き、定期的に動かして下を確認してください。

羽アリの時期(4〜7月)の窓管理

マンションの窓を開ける際は網戸をしっかり閉め、隙間がないか確認してください。室内に照明がついている夜間は特に注意が必要です。

水漏れの早期修繕

マンションの壁や天井の水漏れは湿度を上げてシロアリが好む環境を作ります。水漏れを発見したら早急に管理会社に報告してください。

定期的な薬剤予防処理

マンションの専有部分(室内の木材部分)への薬剤予防処理は、5年に1度を目安に実施することをおすすめします。


沖縄のマンションに生息するシロアリの種類

沖縄のマンションで確認されているシロアリは主に4種類です。

イエシロアリ(最多・最大の脅威)

沖縄のシロアリ被害の9割以上がイエシロアリによるものです。土中に巨大なコロニーを形成し、蟻道を伸ばしてマンションに侵入します。体内で水分を補給できるため高層階にも侵入でき、被害スピードが非常に速い点が特徴です。

ヤマトシロアリ

本土で最も一般的なシロアリで、沖縄でも生息しています。腐った木材や湿気の多い木材を好み、水回りのマンションに被害を与えることがあります。

ダイコクシロアリ

沖縄固有のシロアリで、乾燥した木材も食べる特性があります。マンションの乾燥した建材にも被害を与えることがあります。

アメリカカンザイシロアリ

米軍基地経由で沖縄に侵入したシロアリです。乾燥した木材で生きられるため、マンションの家具・フローリング・建具に被害を与えます。


マンションのシロアリ:分譲と賃貸で費用負担はどう違う?

マンションの形態によって費用負担の考え方が異なります。以下に整理します。

分譲マンションの場合

専有部分(自室内)での被害 → 区分所有者(住民)の負担

共用部分(外壁・廊下・エントランス・基礎等)での被害 → 管理組合の負担

分譲マンションで白蟻が発生した場合、まず管理会社に連絡し、専有部分・共用部分どちらに原因があるかを専門家に判断してもらうことが重要です。どちらに起因するかによって費用負担が変わります。

賃貸マンションの場合

賃貸マンションでは、建物の維持管理責任は原則として貸主(大家)にあります。シロアリ被害は「居住に適した状態」を損なう問題であるため、民法上の観点からも貸主が対応する義務があります。

ただし以下のケースは例外です:

  • 入居者がベランダに土・腐木を大量に放置してシロアリを招いた
  • 水漏れを知りながら管理会社に連絡せず放置した結果、シロアリが発生した

このような場合は入居者の過失として費用を請求される可能性があります。


管理組合・管理会社への相談を効率よく進めるコツ

マンションでシロアリを発見したとき、管理会社・管理組合への相談をスムーズに進めるためのポイントをお伝えします。

記録を残してから連絡する

白蟻・蟻道・被害箇所の写真を撮ってから連絡すると、状況説明がスムーズです。「いつ・どこで・どのような状態で発見したか」をメモしておきましょう。

「点検をお願いしたい」と伝える

「シロアリがいる」と断言するより「シロアリらしきものがいるので点検してほしい」と伝える方が、管理会社も動きやすくなります。

対応期限を確認する

管理会社への連絡後、いつまでに対応してもらえるか確認してください。緊急性を伝えることで、対応が早まることがあります。

専門業者に同行点検を依頼する

管理会社の対応が遅い場合、シロアリ専門業者に相談し、管理会社立ち会いでの点検を提案することも有効です。シロアリ消防隊ではマンションの管理会社との連携実績もあります。


沖縄のマンションでシロアリを防ぐ:入居前チェックリスト

マンションへの引越し前・入居時に白蟻リスクをチェックするためのポイントです。

□ 建物の築年数は何年か(古いほど基礎や外壁のひび割れリスクが高い)

□ 最後にシロアリ点検・予防処理を行ったのはいつか(管理会社に確認)

□ 1階・地下駐車場に木材・段ボールが置かれていないか

□ 前の入居者が白蟻被害の経緯があるか(可能であれば確認)

□ ベランダの床・排水まわりにひび割れはないか

□ 水まわりの配管貫通部のコーキングに劣化はないか

これらをチェックすることで、入居後のシロアリトラブルを事前に減らすことができます。


よくある質問(FAQ)

Q1. マンションでシロアリが出た場合、管理会社に必ず連絡しなければいけませんか?

A. 共用部分に関係する場合は必須です。専有部分内だけの被害であっても、隣接住戸への影響を確認するために管理会社への報告を強くおすすめします。

Q2. マンションのシロアリ駆除費用は誰が払うのですか?

A. 専有部分(自分の部屋内)は区分所有者が負担します。共用部分(外壁・廊下・基礎等)は管理組合が負担するのが一般的です。賃貸の場合は原則として大家(貸主)の負担になります。

Q3. マンションの何階まで上がりますか?

A. シロアリ消防隊では沖縄県内のマンションの高層階への対応も行っています。高層階での被害確認・駆除にも対応していますので、まずはご相談ください。

Q4. マンションでのシロアリ駆除は居住しながらできますか?

A. ほとんどの場合、居住しながら工事が可能です。ただし工法や被害状況によっては一時的な退避が必要になることがあります。事前にご確認します。

Q5. 沖縄のマンションでシロアリが発生しやすい時期はいつですか?

A. 羽アリが発生する4〜7月(とりわけ5〜6月)が最も相談が増えます。ただしシロアリは一年中活動しているため、季節を問わず発生します。

Q6. マンションのシロアリ点検は何時間かかりますか?

A. 標準的なマンション1戸の点検は30分〜1時間程度です。共用部分を含む場合は管理組合の立ち会いが必要になることがあります。


マンションに住んでいるからこそ、一人ひとりの早期発見・早期対応がマンション全体を守ることにつながります。「もしかしてシロアリかな?」と少しでも気になったら、まずはシロアリ消防隊の無料点検をご利用ください。沖縄全域のマンション(分譲・賃貸問わず)に対応しています。

→ 沖縄のシロアリ対策情報:https://shiroari-okinawa.com/okinawa-shiroari-ryokin/

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