沖縄のシロアリ被害の実態|木造・RC造・マンション別の事例を解説
「沖縄の家はコンクリートだからシロアリは関係ない」——そう思っている方が、沖縄には今でも多くいます。しかし現実は違います。シロアリ消防隊に寄せられる被害相談の中には、築20年以上のRC造住宅、分譲マンションの1〜3階、さらには高層階のリノベ物件まで含まれています。
沖縄でシロアリ被害に遭った方の多くが口にする言葉が「まさかうちが」です。「コンクリートだから」「マンションだから」「築浅だから」——いずれも根拠のない安心感です。
この記事では、木造・RC造・マンション別に沖縄のシロアリ被害の実態を整理し、それぞれの構造で特に注意すべきポイントを解説します。
目次
沖縄のシロアリ被害が多い理由
沖縄県は日本唯一の亜熱帯地方に位置し、年間を通じて高温・多湿の環境が続きます。シロアリが活動するための条件(気温20〜26℃、湿度60%以上)を、沖縄は一年の大半で満たしています。本土では冬になると活動が鈍くなるシロアリも、沖縄では冬眠せずに一年中活動し続けます。
また、沖縄に生息するシロアリのうち最も被害をもたらすイエシロアリは、コロニーの規模が最大100万匹以上に達します。これは本土でよく見られるヤマトシロアリ(コロニー数万匹規模)と比較しても、はるかに大きな被害をもたらします。
木造住宅のシロアリ被害
木造住宅はシロアリの最大の標的です。木材がシロアリの主食であるセルロースを豊富に含んでいるため、発見が遅れると甚大な被害に発展します。
沖縄の木造住宅で特に狙われやすい場所
床下・土台(基礎に接する木材)
シロアリは土の中からコロニーを形成し、基礎を越えて木材へ侵入します。最初に加害されるのは、地面に最も近い土台や大引き(おおびき)と呼ばれる床下の構造材です。木材の内部から食害するため、外から見た目には異変がわかりません。
浴室・洗面所・台所周辺
水回りは湿度が高く、木材が腐朽しやすい場所です。シロアリは腐った木材を特に好むため、水回り周辺の木材は最初に狙われます。
玄関の框(かまち)・土間コンクリートの隙間
玄関の土間コンクリートと木材の接合部分は、小さな隙間からシロアリが侵入しやすい場所です。玄関の框がスポンジのように柔らかくなっていたら、シロアリ被害を疑ってください。
木造住宅の被害事例(沖縄)
事例A:築25年・木造2階建て(浦添市)
1階浴室のリフォーム工事の際に発覚。浴室周辺の土台・柱が内部からほぼ空洞になっており、壁を外したところ大量のイエシロアリのコロニーが確認された。土台交換・柱の補強を含む修繕費用は120万円超。
事例B:築30年・木造平屋(糸満市)
床のきしみが気になり点検を依頼したところ、床下全体に蟻道が広がっていた。被害範囲が広く、床材・根太・大引きの大部分を交換。駆除費用と修繕費用の合計は200万円を超えた。
RC造(鉄筋コンクリート)住宅のシロアリ被害
沖縄ではRC造住宅が多く、「コンクリートだから大丈夫」と思っている方が非常に多いです。しかしこれは誤解です。シロアリが食べるのはコンクリートではなく、コンクリートの内部や隙間にある木材・木製内装材・畳・フローリング材・断熱材などです。
RC造でシロアリが侵入する経路
コンクリートのひび割れ・打ち継ぎ部分
RC造の建物でも、コンクリートには経年劣化によるひび割れや、施工時の継ぎ目(打ち継ぎ)が生じます。イエシロアリは0.6mmの隙間があれば侵入できるとされており、このわずかな隙間からも容易に侵入します。
配管・配線の貫通部分
給排水管や電気配線が壁・床を貫通している部分は、シーリングが経年劣化すると隙間が生じます。ここからシロアリが侵入するケースが増えています。
外壁と地面の接合部分
外壁が地面と接している部分も要注意です。蟻道を作って外壁を伝い上がり、窓枠や扉の枠材を加害するケースがあります。
RC造住宅で狙われやすい場所
- 木製の建具・枠材(ドア枠、窓枠)
- フローリング材・畳(木質・藁製)
- 木製造作家具・収納(作り付けの棚など)
- 断熱材(発泡ウレタン系)
RC造住宅の被害事例(沖縄)
事例C:築18年・RC造一戸建て(那覇市)
「コンクリートだから」と定期点検を怠っていたところ、台所のフローリングが一部沈むようになり発覚。床下の配管貫通部から侵入したイエシロアリが、フローリング全体と台所収納の木材を加害していた。床の全面張替えと駆除費用で85万円。
事例D:築22年・RC造2階建て(沖縄市)
2階の和室の畳がボロボロになり業者に相談したところ、外壁の打ち継ぎ部分から2階まで蟻道が伸びているのを確認。畳・床材・天井裏の木材まで加害されており、全工事費用は150万円超。
マンション・アパートのシロアリ被害
マンションやアパートでのシロアリ被害は「自分には関係ない」と思われがちですが、特に沖縄では1〜3階のマンションで被害の報告が増えています。
マンションでシロアリが発生する理由
マンションのシロアリ被害で最も多いパターンは地面に近い低層階での発生です。土中のイエシロアリが配管貫通部や外壁の隙間から建物内に侵入し、専有部内の木製内装材を加害します。
また、近年増えているのがリノベーション物件でのカンザイシロアリです。輸入木材を使用した内装材に付着して運び込まれるカンザイシロアリは、床下がなくても生息できるため、マンションの上層階でも被害が起こります。
マンションの被害事例(沖縄)
事例E:築15年・分譲マンション2階(宜野湾市)
リビングの一角に謎の粒(後にカンザイシロアリのフラスと判明)が落ちているのに気づき相談。輸入ウッドパネルに付着していたカンザイシロアリが、リビングのフローリングと収納家具を加害していた。駆除費用と内装交換で60万円。
事例F:築30年・賃貸アパート1階(豊見城市)
入居者からの「床が沈む」との連絡を受けた大家が業者に調査依頼。1階全室の床下に大規模なイエシロアリのコロニーを確認。全室の床材交換と駆除費用、空室期間中の家賃損失も含め総損失は300万円を超えた。
構造別・シロアリ被害の特徴比較
| 項目 | 木造住宅 | RC造住宅 | マンション |
|---|---|---|---|
| 被害リスク | 最高 | 中〜高 | 低〜中(低層階は高) |
| 主な被害箇所 | 構造材全体 | 内装・建具・畳など | フローリング・家具・建具 |
| 被害の発見しやすさ | 困難(内部から進行) | 困難 | やや困難 |
| 修繕費の目安 | 数十万〜数百万円 | 数十万〜150万円 | 数十万〜100万円 |
| 主なシロアリ種 | イエシロアリ | イエシロアリ | イエ・カンザイ |
どの構造でも共通する「発見のカギ」
構造の違いに関わらず、シロアリ被害には共通したサインがあります。以下の点に気づいたら、すぐに専門家に相談してください。
- 床のきしみ・沈み:水回り周辺で起こりやすい
- 建具の建てつけ悪化:ドア・引き戸・窓が急に動かしにくくなった
- 蟻道の発見:基礎・壁面に泥のトンネルが見える
- 羽アリの出現:家の内外で発見されたら要注意
- 木材を叩くと空洞音がする:コンコンと軽い音がするなら内部が食われている
沖縄でシロアリ被害が疑われたら
構造が何であれ、シロアリ被害は「早期発見・早期対応」が損害を最小化する唯一の方法です。しろあり消防隊では、構造別に対応したシロアリ駆除・予防施工を行っています。
予防プラン:88,000円(税込)〜
駆除プラン:154,000円(税込)〜
完全プラン(駆除+予防):198,000円(税込)〜
点検:完全無料(交通費は別途いただく場合あり)
よくある質問(FAQ)
Q1. 沖縄のRC造(コンクリート)の家でもシロアリ被害はありますか?
A. はい、あります。コンクリート自体はシロアリに食べられませんが、内装の木材・フローリング・畳などが被害を受けます。コンクリートのひび割れや配管貫通部から侵入するため、定期点検が必要です。
Q2. マンションの高層階でもシロアリが出ますか?
A. カンザイシロアリという外来種は、輸入木材・家具に付着して持ち込まれるため、高層階でも発生します。床下がなくても生息できる点が特徴です。
Q3. 木造とRC造、どちらがシロアリ被害を受けやすいですか?
A. 木造住宅の方がリスクは高いですが、RC造でも油断は禁物です。どちらの構造でも、木製内装材がある限りシロアリのリスクがあります。
Q4. 被害が発覚した場合、どのくらいの費用がかかりますか?
A. 被害の範囲と程度によって大きく異なりますが、駆除費用(154,000円〜)に加え、構造補修が必要な場合は数十万〜数百万円の修繕費がかかる場合があります。
Q5. シロアリ被害を防ぐために、今できることは何ですか?
A. 5年ごとの予防施工と年1回の専門家による点検が最も効果的です。しろあり消防隊では無料点検を行っています。
点検・お問い合わせはこちら
電話:08-001-001-119(受付時間:8:00〜20:00、通話料無料)
フォーム:https://shiroari-okinawa.com/contact/
沖縄の白蟻駆除料金の詳細は沖縄シロアリ駆除の料金と業者選び・料金プラン一覧をご覧ください。
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